電力ソリューションについて

近年、電気事業の自由化や規制緩和が進む中、電気保安人材(電気主任技術者及び電気工事士)が自主保安を支える要として、その重要性が増しつつある。電気事業法は、発電・送配電・受電設備などの事業用電気工作物の所有者に対して、規模に応じて第1種〜第3種の電気主任技術者を配置する義務を課しています。
電気工事士法は、自家用または一般用電気工作物の工事を行うには第1種または第2種の電気工事士の有資格者が必要であると定められています。
 
特に、第3種電気主任技術者と第1種および2種の電気工事士が2020年以降、2030年にかけて不足する可能性があり、経済産業省が2017年に実施した「電気施設等の保安規制の合理化検討に係る調査」には、2030年に第3種電気主任技術者が2000人不足するという結果も発表されています。 
再生可能エネルギー事業において電気主任はどの事業・プロセスにおいても欠かせません。保安管理だけでなく、申請段階においても特に新しい事業においてはまだ法が成立していないものもあり、資格を保有しているだけでは十分とはいえません。それに加え、経験が豊富な電気主任と利益確保し続ける必要がある事業者とでは度々方向性が合わないなど同じ方向をめざして長年働くには難しい環境であると考えます。また最近では現場でのこういったトラブルやハラスメントといった実例もあり、電気主任技術者が再エネの現場で十分な研修や本社からのサポートをもらえないままキャリアアップなどの見通しが見えないなどから業界から離れる人も多数おり、大企業だからこそサポートがしっかりしている、というわけではないことがよく見えてきました。

TAOではさまざまな現場に出向き、現場の方とお話しをすることで
こういった現実を理解し、再エネ経験者の主任と、再エネ事業に興味がある比較的若手の電気主任を目指している電気専門の人たちとともに仕事をできる環境を作り、外から企業にサポートをするとともにその経験をもとに内を強化し、長期的に電気主任を増やし企業の負担を減らし、電気主任の人材不足解消とスキル強化を目指しています。

電力申請

接続検討申請業務、電力協議対応

電気保安

建設計画、電気保安
 安全規制・外部選任・教育支援